交通事故を起こさないために!7つに区分された安全運転義務違反を知る!!

車12

移動手段としてとても便利な自動車ですが、昨今は高齢者による事故の多発や居眠り等による悲惨な事故がよくニュースで取りあげられます。自動車の運転手は皆、安全運転義務というものを課せられています。また、この安全運転義務には7つに区分された違反行為があり、この違反行為は交通事故の直接の要因になり得ます。

つまり、安全運転義務について知識を得ることが、自動車を便利な移動手段として使い続けるコツなのです。

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安全不確認

安全確認は安全運転を行うための基礎です。安全不確認の項目は、さらに前方・左右不確認と後方不確認に区分されます。左折する際に、左側から急いで横断歩道を渡っている男の子に気を取られ、右側から来る歩行者と接触してしまう事故が挙げられます。

左側だけではなく、右側、そして前方、後方と全ての方向へと注意を向けなくてはいけません。安全不確認を要因とする交通事故の発生件数は毎年上位となっています。基本的な行為だからこそ省略してしまいがちな安全確認ですが、人命を守る意味も込めて、今一度安全確認に対して意識を強化することが大切です。

動静不注視

人や車の動きの注視を怠ることを動静不注視と言います。自動車を運転する上で、人や他車の動きには敏感であるべきです。また、「危険はない」という思い込みこそ危険を招きます。対向車が停車しているか、歩行者が横断してこないか等は十分注意すべき行為です。

周囲の車や歩行者に気付いていながらも、「まだ、歩行者との距離があるから大丈夫」、「きっと対向車が止まってくれる」という考えではなく、もう一度落ち着いて、「横断歩道を渡っている人が走り出すかもしれない」、「対向車も同じ考えで、我先に、とスピードを上げるかもしれない」と考えることが大事です。

前方不注視

漫然運転と脇見運転に区分されます。漫然運転とは運転中にも関わらず、考え事をしていて、運転に集中していない行為のことです。また、脇見運転はよく耳にすると思いますが、ドライブ中に見つけたキレイな景色に見とれたり、スマートフォンの操作をしたりという行為が挙げられます。

さらに、カーナビの操作も脇見運転のひとつとして、道路交通法違反に記載され、運転中の禁止行為となっています。前方不注視は、対向車や歩行者に気付くのが遅くなったり、制限速度を大幅に上回るスピードを出したりと、大事故になりかねない危険な運転行為です。

探し物やカーナビの設定などは停車可能なスペースまで走行してから行うべきです。面倒だからと、前方への注意を怠ることで「気がついたら目の前に人が...」といったことが起こってしまうのです。

安全速度違反

制限速度を守って走行していたけれど、横断歩道や交差点等で必要な減速を行わない行為も安全運転義務違反となります。見通しの悪い場所や歩行者の行き交う横断歩道付近は徐行、もしくは一時停止をすることが基本です。

もし、歩行者や他の車と接触してしまったとき、スピードが遅い方が、大惨事になりにくいことは言わずもがな、ですよね。また、スピードを緩めることによって、十分な安全確認を行うことも可能になります。

運転操作不適

近年、高齢者に多く見られる運転操作のミスのことを言います。運転操作不適はブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違えによるブレーキ操作不適と片手運転等によるハンドル操作をミスする行為のハンドル操作不適に区分されます。

運転操作不適は走り慣れない道を走行した際のハンドル操作のミスや予期せぬ事態が起こり、パニックを起こしてしまった時に誤発進等を起こす危険性があります。運転操作不適は一概に高齢者が多いとは言えず、24歳以下の若い人による操作不適事故も同じように起こっています。

運転自体に慣れていないドライバーや視力・運動神経が低下する高齢者も、より一層安全運転への意識を高め、運転する際には、まずは深呼吸をして、落ち着いて走行することを心がけましょう。

予測不適

前方を走行中の自動車との距離や自身が運転する車の速度を見誤る行為を言います。「大丈夫だろう」という「だろう運転」のような勝手な思い込みによる予測はとても危険です。何故危険かと言うと、大丈夫だろうという運転は、自己中心的な運転だからです。

自分が優先的に走っても良い、という身勝手極まりない運転による死亡事故が起こるケースもあります。この自己中心的な運転に対して、他車・他者を気に掛けることで「歩行者が飛び出してくるかもしれない」、「対向車が曲がってくるかもしれない」等の「かもしれない運転」が出来るようになります。

~かもしれないという心構えをすることにより、今まで以上に走行中の注意すべき点がより一層浮かび上がって来ます。

その他

上記以外の安全運転を害する違反についてはその他に該当します。例えば、音楽を聴く際に両耳にイヤホンをしたまま運転することは、緊急車両のサイレンや警告音、踏切の音が聞こえない等の安全面を阻害する恐れがあるので、安全運転義務違反となります。

その他に該当する違反か、否かを判断することははっきり言って難しい所ですが、当たり前のことを守って運転していれば、自ら交通事故を起こす可能性は限りなく低くなり、安全運転義務違反になることも無いでしょう。

反則金・罰則

車18

死亡事故ではなく、被害が軽度の安全運転義務違反による交通事故を起こした場合には、違反点数として2点、反則金として原付バイク6,000円、二輪車7,000円、普通自動車9,000円、大型車12,000円となります。

また、反則金の支払いを行わなかった場合には3ヶ月以下の懲役、もしくは5万円以下の罰金といったペナルティーが科せられます。安価だと思う人もいるかもしれませんが、一歩間違えれば死亡事故へと繋がります。その際には刑事処分を受けることになります。

刑事処分や罰則等のペナルティーを受けたくないからと安全運転を心がけるのではなく、ドライバーは同乗者がいる・いないに関わらず、常に人の命を預かっている立場にあることを意識しなければなりません。

安全運転義務違反は自転車にも適用される

車28

平成27年に改正された道路交通法により、自転車における安全運転義務も見直されました。本来ならば走行してないけない歩道を走行し、スピードの出し過ぎによる横転や歩行者との接触で死亡事故を起こす等の悲劇が起こる可能性があります。

もしも、自転車を使用している最中に重大な事故を起こしてしまった場合は、自動車と同じく刑事処分を受けることとなります。